こんにちは。ミライです。
今回は、岡口基一(きいち)裁判官を取り上げます。

仙台高裁の判事を務める彼ですが、自身が出演したラジオにおいて「検察庁法の改正」を批判し世間の注目を集めています。
一体、岡口裁判官は何と発言したのでしょうか?
岡口基一裁判官がKBS京都ラジオで検察庁法の改正を厳しく批判
岡口裁判官が検察庁法の改正を批判した問題について「JIJI.COM」は次のように報じています。
仙台高裁の岡口基一判事が、
民放のラジオ番組に出演し、
検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案を批判していたことが15日、分かった。
中立性を求められる現役裁判官がメディアで政治批判とも取れる発言をするのは極めて異例。
岡口判事は、
KBS京都ラジオで13日夜に放送された番組に約40分間、電話で出演。パーソナリティーの角田竜平弁護士とやりとりしながら、
改正案について私見を述べた。
岡口判事は、
黒川弘務・東京高検検事長の定年延長に関する法解釈変更をめぐり、
森雅子法相が「口頭決裁だった」
と説明したことを
「こんなことで解釈変更が認められてしまうと、
まともな法治国家とは言えない」と非難。
「検察人事に内閣が介入できてしまうと、
検察官は首相の顔色をうかがいながら仕事をしていくことになる」と語った。
(2020年5月15日配信)
上記の通り、岡口裁判官は検察庁法の改正により、検察官の中立性(独立性)が脅かされると発言していたのです。
現役の裁判官が法律の改正に対して私見を述べることは異例中の異例です。
彼以外にも検察OBが法律の改正に反対する意見書を提出するなど、世論は「反対」の声が多数を占めています。
それでも、与党は強行採決する構えを見せているため、安倍政権への不審は高まるばかりとなっています。
世間の反応
現役の裁判官が、私見を公の電波を利用して述べたことには問題があるが、
それだけ腹に据えかねたのだろう。検事総長経験者や検察OBが法務省に意見書を提出したことでもわかるよう、
黒川検事長の定年延長問題や今回の65歳以降、
内閣が必要と認めた場合、
さらに3年再延長できる旨の改正には疑義があるということだ。また、
本日の法務委員会でも、
再延長できる具体的例を示すよう求められた森法相は、
法律成立後に検討するというデタラメ振りをまたしても言って退けた。公認権を握り党内を支配し、
人事権を握り官僚を支配し、
今回の法律で準司法官たる検察を支配して、
次は裁判所か?
批判がいくら出ようとも、
おそらく法案は可決し、
定年延長性は導入される。一方で、
現時点で検察官である黒川検事長は、
この制度が適応された場合
嬉々として総長の椅子に座るのか、
襟元の秋霜烈日に恥じぬ矜持をもって辞退されるのか、
どちらだろう。その判断によって、
国民は検察への不信を募らせるのか、
さすが検察、正義の組織よと信頼と期待を集めさせるのか、
大事な分岐点になると思うが。
私を含めます。
国会議員を選挙で選ぶのに、
雰囲気とかイメージとかで投票する有権者。国会で強行採決をして
その時は怒りがあっても喉元過ぎれば熱さを忘れる有権者。いろんなコメンテーターに惑わせられる有権者。
しっかりしよう。もう少しだけ…
Facebookあり↓息子(長男+次男)の画像は?
岡口裁判官は積極的にSNSを活用しており、日々、情報発信に力を入れています。
彼のFacebookがこちらです。

Facebookより得られた学歴がこちらです。
(1)大分県立 高田高校
(2)東京大学 法学部
ただ、Facebookでは家族(妻・子供)に関する話題は一切投稿されていませんでした。
しかし、家族について調べたところ、2人の息子(長男・次男)の存在が明らかになりました。

※「with news」より引用
(2017年2月10日配信)
2人の息子のうち、次男の名前および素顔は公表されています。
次男・和也さんの画像がこちらです。

※同上より引用
和也さんは2浪を経て、現在では宮崎大学の医学部に通う医学生となっています。
(2020年5月現在)
2017年当時は22歳だったので、現在は25歳前後だと思われます。
今でこそ和也さんは医学生ですが、もともとは父親と同じ裁判官を志望していたようです。
しかし、彼は根っからの”理系”であったため、裁判官になる夢を諦めたと言います。
父親が裁判官なので、
小学生ぐらいの時はずっと「裁判官になりたい」
と言っていたんですけど、
国語が不得意なので文系は無理だろうな、
とあきらめました。
※同上より引用
ただ、「国語が不得意」と言っても医学部に合格するほどの頭脳であるため、我々が考えるよりもレベルの高い「不得意」という意味なのでしょう。
ちないに、兄(長男)については子供の頃の写真が公開されているだけで、現在の写真や名前は非公開となっています。
なぜブリーフ画像を投稿した?
検察庁法の改正を痛烈に批判したことで注目を集めている岡口裁判官ですが、実は、過去にも話題になったことがありました。
それが「ブリーフ事件」です。
そもそも、なぜ彼は自身のブリーフ姿をTwitterに投稿したのでしょうか?
その理由について問われた岡口裁判官は、「週刊文春」の取材に対して次のように回答しています。
――「ゆるキャラ」的な発信源だったとはいえ、
なんでまた白ブリーフだったんでしょうか。
岡口
自分をできる限り落としたかったんです。裁判官だからって
安全地帯に立って上から目線でものを言っているわけではありませんよ、と意思表示をしたかったことが大きいです。
あと、カオスな雰囲気にしたかった。
フェイスブックはもっとちゃんとしているでしょう。
シャツぐらいは着ているような。
ツイッターはもっとカオスができるところなので。
(2018年11月26日配信)
上記の通り、彼は自らブリーフ姿になることで、”裁判官”としての在り方を世間に発信しようとしていたのです。
”ブリーフ判事”として名を馳せた岡口裁判官ですが、法廷の場では決して不真面目な言動はしないと言います。
本人曰く、法廷の場で冗談を言う裁判官は意外に多いとのこと。
それは被告の緊張を解きほぐすための配慮だと岡口裁判官は推察していますが、彼自身は決してそのような真似はしないと断言しています。
普段から「厳格」や「お高く留まっている」と見られがちな裁判官ですが、彼はそうしたイメージをブリーフ姿になることで打ち破ろうといたわけです。
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