その際、朝日新聞の記者が「アベノマスク」の必要性について言及したところ、安倍総理がこれに反撃。
ネット上では安倍総理の反撃を称賛する声と共に、朝日新聞には批判の声が向けられることになりました。
一体、安倍総理の反撃とは何だったのでしょうか?
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安倍総理の反撃について「毎日新聞」は次のように報じています。
安倍晋三首相が17日の記者会見で、
朝日新聞の記者から「布マスクの全住所配布で批判を浴びている」
と指摘された際、
「御社のネット(通販)でも
布マスクを(2枚)3300円で販売しておられたと承知している」と“反撃”する一幕があった。
首相は布マスク配布について
「マスクが手に入らずに困っている方々がたくさんいるという認識のもと、
配布することにした。」「洗えば何回も使え、
マスク需要の抑制にもつながっていく」と説明。
さらに
「シンガポールでも全国民に布マスクの配布を行い、
パリ市でもそういう決定がなされたと聞いている」と配布の妥当性を強調した。
さらに朝日新聞の質問に対して
「御社のネットでも
布マスクを3300円で販売しておられたと承知している。つまり、
そのような需要も十分にある中で2枚の配布をさせていただいた」と皮肉った。
(2020年4月17日配信)
上記の通り、朝日新聞は自社のサイトでも「洗えるマスク」を販売していたのです。
それにも拘わらず、アベノマスクの必要性に言及したため、安倍総理から反撃を受けることになったというわけです。
この”ブーメラン”を受けて、ネット上では朝日新聞が販売していたマスクを「アサヒノマスク」と揶揄する声が上がっています。
対ウイルスの緊急事態で、
#アベノマスク とか #アサヒノマスク とかやり合ってるの見ると
思想が異なる人同士は非常時でも分かりあえないのだと悟った
アベノマスク 466億円
VS
アサヒノマスク 3300円
朝日新聞が3300円で売ってたマスクだから「アサヒノマスク」なのか。
朝日新聞が販売していた「洗えるマスク」がこちらです。
問題の洗えるマスクは既に受注を停止しているため、このページは既に削除されています。
そこで、このマスクの製造元(メーカー)を調べたところ、「大津毛織」であることが分かったのです。
※「泉大津市商工会議所」より引用
大津毛織は大正6年(1917年)に創業された老舗の繊維メーカーで、泉大津市を代表する会社のひとつです。
一般的な感覚からすれば、「2枚で3,300円」は非常に高価だと言えます。
果たして、大津毛織が製造した洗えるマスクの性能はどうなのでしょうか?
ネット上では「アサヒノマスク」と揶揄されている”大津毛織”の洗えるマスクですが、これは非常に高性能のマスクだったのです。
朝日新聞ショップに掲載されていた説明文がこちらです。
このマスクは、名前の通り”繰り返し洗って再利用”することが可能で、150回程度の洗濯に耐える耐久力があるようです。
マスク1枚につき150回も再利用が可能であれば、経済的と言えます。
また、このマスクは朝日新聞でも取り上げられています。
泉大津市は”繊維の町”として有名であり、その技術力を最大限に活かすことでマスク不足を解消しようとしたのです。
そのため、販売されているマスクの価格帯は480円~3,300円と幅があり、決して地元利権を優先したわけではないのです。
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