こんにちは。ミライです。
世界各国で猛威を振るう新型コロナウイルスですが、その脅威は人命だけではなく経済にも波及しています。
そんな中、2020年4月に入社した新入社員が1ヵ月で解雇されるというニュースが報じられ世間の注目を集めています。
一体、クビになった理由は何だったのでしょうか?
吉田陽太さんがクビに!態度の悪さを理由に解雇
突然クビを宣告された人物について「PRESIDENT online」は次のように報じています。
吉田陽太くん(仮名・23歳・千葉県出身)は、
法政大学文系学部を卒業後、
東証一部上場企業であるIT企業のS社に就職。
社員数は約2900人、
資本金は約15億、
携帯電話向けソフト開発・技術支援が主力の大手企業だ。
(2020年5月19日配信)
上記の通り、解雇されたのは吉田陽太さん(仮名)でした。
吉田さんは法政大学を卒業した後に、IT企業のS社に就職。
このS社が東証一部上場企業で、社員は約2,900人を抱える大企業とのこと。
入社後、わずか1ヵ月で解雇された吉田さんですが、その理由は「態度の悪さ」だったと言います。
解雇の理由について、人事担当者は次のように説明。
「君はマナーが悪い。
うちはIT企業だけど、
技術よりもマナーをとても重視している会社です。吉田くんが研修を受けている様子を画面越しに見ていると、
はっきり言って態度が悪すぎる。君はうちの社風には合わないと判断しました」
「吉田くんは、
画面越しで顎の下が見えず、
ちょっとはみ出している時がある。それに、
ワイシャツの上にカーディガンを羽織っていたでしょう。ある講義では、
立膝で話を聞いていた。態度が悪いんです」
※同上より引用
確かに、立膝で講義を受けるのはマナー違反です。
しかし、一般常識で考えれば、立膝だけで解雇されるとは到底思えません。
ましてや、吉田さんは立膝で講義を受けたことはなく、「完全な誤解」と反論しているのです。
もし仮に、立膝が”事実”だったとしても、注意すれば済む話であり、解雇はやりすぎではないでしょうか?
また、「画面越しで顎が見えない」や「カーディガンを羽織っていた」という理由も、解雇事由としては不適切だと思われます。
これは”不当解雇”であり、S社は訴えられてもおかしくないでしょう。
しかし、吉田さんは「会社都合」で5月末日を以てS社を退職する予定とのこと。
一体、このS社とはどこの会社なのでしょうか?
世間の反応
彼をやめさせたい理由が他にあったのではないでしょうか。
態度が悪いだけで即クビは無理があります。
このご時世で、
態度が悪い(しかも画面越し)だけで解雇は不当。上場企業の人事がするとは思えない。
訴訟や労基が絡むと厄介だし、
コンプライアンスもある。しかも
自己都合か会社都合を選ばすなんて退職勧奨にあたる。もっと他の要因があると考える。
双方の話を聞かないと、
一概に信用できない。
ライターも法政大学卒…
後輩はかわいいものですね。
そんなに簡単に首に出来ないと思います。
他に致命的な理由が有るとしか思えないですね。
東証一部上場:IT企業のS社はどこ?会社名の特定は?
吉田さんを解雇したS社とはどこなのでしょうか?
現在の時点で判明しているS社の会社概要は以下の通りです。
(1)東証一部上場
(2)従業員数:約2,900人
(3)資本金:15億円
そこで、この情報を元にS社を調査してみたものの、全ての条件に合致する会社は特定できませんでした。
以下の「ベネフィット・ワン」のように、断片的に一致している会社は”複数”確認されました。
しかし、ベネフィット・ワンでは従業員数が一致していないため、S社ではありません。
こうした匿名記事の場合、該当の人物や会社が特定されないために、情報の一部を脚色しているケースが大半です。
そのため、「S社」「従業員数」「資本金」などの部分は事実ではない可能性があります。
名誉毀損には「特定可能性」という考え方があり、たとえ実名を出さなくても、その内容が”ある特定の人物”について書かれたものであることが明らかな場合は罪に問われます。
こうした事態を回避するため、匿名系の記事では事実に反する情報が盛り込まれるのです。
そのため、この記事に記載された情報だけでS社を特定することは不可能でしょう。
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