こんにちは。ミライです。
新型コロナウイルスに感染していることを自覚していながらも、保健所の自粛要請を無視して身勝手な行動を続けた20代女性(山梨)に対して批判の声が殺到しています。
ネット上では特定作業が開始され、真偽不明の情報が飛び交う事態となりました。
その過程で”犯人”として「渡辺真由(まゆ)」という名前が浮上。
この女性が実在するのかも疑わしい中で、義憤に駆られたユーザーが無検証・無批判のまま情報を拡散。
そのため、ネット上では渡辺真由だとされている女性の顔写真などが流布しています。
彼女に関する情報は全て出処が不明であり、到底「真実」(事実)とは言えないものばかりでした。
ところが、ここに来てネット上に流布している情報の中で「デマ」であることが確定したものが判明したのです。
それが、勤務先の会社に関する情報です。
一体、渡辺真由の勤務先として、どの会社の名前が挙げられたのでしょうか?
【5ch特定?】山梨帰省:20代コロナ女性は誰?名前(実名)は?実家は富士北麓地域
【顔写真+Facebook】渡辺まゆ=デマ?コロナ後に山梨帰省
渡辺真由(まゆ)の勤務先(会社)に関する情報はデマ確定
渡辺真由の勤務先に関するデマ情報について「デイリー」は次のように報じています。
東京都に本部を置く会社が、
公式ホームページに「SNS事実無根情報について」
と題した4日付文面を掲載し、
新型コロナウイルス感染症に関連して事実無根の情報が流されているとしたうえで、
同日時点で同社関係者に感染者は確認されていないと説明した。
そのうえで
「弊社と致しましては、
この風評被害に関しては、
法的措置も視野に厳正に対応していくとともに、
一方で、
万が一当社関係各位に新型コロナウイルス感染が確認された場合は、
こちらのページにてお知らせさせて頂きます。」
「どうかご安心してご来店、
ご依頼いただければと存じます」と記している。
(2020年5月6日配信)
上記の通り、名指しされた会社はネットの噂を真っ向から否定したのです。
さらには、風評被害を受けたことに関して法的措置を示唆。
この声明により、「渡辺真由の勤務先」として名前が挙げられた会社が無関係であることが確定したというわけです。
渡辺真由に関する噂は「爆サイ」を中心にリークされ、それが5chや各SNSに拡散されていきました。
つまり、ネット上に流布されている真偽不明の情報の大半は爆サイに書き込まれたものなのです。
ただ、爆サイは匿名掲示板であるため、情報の出処は不明であり信憑性はゼロです。
世間の反応
この方はある意味『ときの人』になったね。
選択肢を間違えると大変な世の中になったもんだ。
それにしてもウィルスをばら蒔く事に何の躊躇もなかったのかな?
こんな一大事を起こして
彼女は今いったい何を思っているのだろう?
ひとりの女性が嘘をついた事で
関係ない会社までもが迷惑を受ける事態になっています。ご自身のやった行為が
いかに重大な事かという事なんだと思いますね。
完璧な威力業務妨害でしょう。
訴えた方が良い。
この行為にイライラするのは分かるけど、
投稿など安全なところから正義の味方を自称するのはダメ。どうせやるなら発信者の名前も住所も投稿すれば良い。
「マリアージュフレール」が公式にコロナ疑惑を否定
デイリーの報道では、デマを否定した会社名は記載されていませんでした。
一体、コロナ疑惑を否定した会社はどこなのでしょうか?
そこで、この会社名を調べたところ、「マリアージュフレール」であることが判明したのです。
同社のHPに掲載された声明文がこちらです。
デイリーの記事では会社名が記載されていませんが、更なる風評被害を出さないためにも、本記事ではマリアージュフレールの名前を出させて頂きました。
この声明でマリアージュフレールが今回のコロナ騒動と無関係であることが”確定”したというわけです。
しかし、そもそもの疑問は、なぜ渡辺真由の勤務先としてマリアージュフレールの名前が挙がったのかという点です。
実は、同社の名前が挙がった背景には、渡辺麻由という人物の経歴が関係していたのです。
デマの原因は何だった?
渡辺真由の勤務先として名前が挙がったマリアージュフレールですが、これは完全なデマでした。
しかし、同社が否定の声明を出す前までは、デマを信じる人間が圧倒的多数を占めていたのです。
以下に掲載するように、デマを信じるユーザーの書き込みが多数確認されています。
このデマが発生した理由(原因)について調べたところ、本人だと”特定”された渡辺真由が”某スイーツ専門学校”に通っていたことがきっかけでした。
実は、マリアージュフレールの採用実績の中には、渡辺真由と同じ専門学校から採用された事例が掲載されていたのです。
つまり、渡辺真由の出身校と、マリアージュフレールの採用校が一致しているという理由で問題のデマが発生したというわけです。
しかし、冷静になって考えれば、この理屈は穴だらけです。
そもそもの問題として、ネットで吊るし上げられている「渡辺真由」という人物が、騒動の発端である20代女性本人であるのか分からないのです。
ところが、爆サイを中心とするネットユーザーは「20代女性=渡辺真由」という前提で証拠探しをしていたのです。
警察でいえば、これらの行為は、犯人が誰であるのかを決めつけた上で捜査を行う”見込み捜査”です。
「渡辺真由=犯人」だと決めつけた上で証拠探しをしているため、「渡辺真由=犯人ではない」という可能性には一切見向きもしないのです。
そのため、今回のように全く無関係なマリアージュフレールが風評被害を受けることになったというわけです。
マリアージュフレールは法的措置を検討していることから、今後はデマの発信者や拡散した人間に対して刑事・民事の両面で法的責任を追及していくと思われます。
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