こんにちは。ミライです。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、有識者の中にはPCR検査が十分に実施されていない問題を指摘しています。
日々の報道では感染者数のみが大々的に報じられているだけであり、肝心の検査数までは明らかにされていません。
そのため、自身が陽性であることを自覚してない感染者が数多くいると懸念されているのです。
一体なぜ、希望者全員がPCR検査を受けられないのでしょうか?
目次
慶應大学:金子勝名誉教授がPCR検査数に警鐘
東京でのPCR検査数について、慶應大学 名誉教授である金子 勝氏は次のように述べています。
慶応大学名誉教授の金子勝氏が19日、
ツイッターに新規投稿。データを元に「東京が日本崩壊の元凶だ」とツイートした。
金子教授は厚生労働省が発表した
「新型コロナウイルス陽性者数(チャーター便帰国者を除く)とPCR検査実施人数」
のデータを引用し、
「信じられない数値だ。
東京で検査された方6654人のうち陽性だったのは2457人。
36.9%」
と投稿した。
「ついで大阪、千葉、神奈川、埼玉。
ここから日本中に感染された方が移動し、
拡散し、オーバーシュートが日本を覆う。二次感染三次感染で経路も追えない」
と絶望的にツイートした。
(2020年4月19日配信)
上記の通り、厚労省が公表したデータでは6654人がPCR検査を受けており、その中から2457人から陽性反応が確認されました。
ただし、PCR検査は全ての人間が受けられるわけではなく、厳しい条件に該当した患者のみが受けられます。
そのため、検査を拒否された”感染疑い”の人間も含めれば、”隠れ陽性”は相当数いることが予想されます。
世間の反応
重症者しか検査していない。
という事は、
軽症者が多数いて、
そこから感染が拡大する可能性大。これは、感染が長引きますな。
日本は長期戦を選択したわけだから、仕方ないね。
PCR検査を極めて感染が疑われる対象にしか実施していないので、
陽性率が高くなるのは当然。問題なのは、
検査を受けることができない者の中に陽性の者がどれほどいるのか。そして、
自主的隔離をせず、
出歩いている者がどれだけいるのか?
症状のある人しかPCR検査を受けられないのであるから、
陽性率が高いのは当たり前だと思うのですが。また院内感染を避けるために、
入院中の患者、
これから入院する患者、
医療関係者は担当医の判断で、
もう少し自由に検査が出来るようにしなければ危険ではないか?
日本でPCR検査はなぜできない(1)コロナ判定の精度(確率)が低い?
日本でPCRの検査数が少ないことは既に大多数の国民が指摘していることです。
一体なぜ、日本でのPCR検査数は少ないのでしょうか?
そこで、この疑問について調べたところ、「西日本新聞」が「精度(確率)の問題」を挙げていました。
一つは検査の不確実性だ。
感染していても「陰性」と判定される偽陰性、
感染していないのに「陽性」となる偽陽性が一定数生じる。
PCR検査の場合、
正しく陽性と判定できる割合(=感度)は高くて7割、
専門家によっては3~5割とされる。
偽陰性となった人は自由に動き回って感染を広げる恐れがある一方、
偽陽性は入院となり行動が制限されてしまう。
(2020年3月29日配信)
上記の通り、PCR検査ではコロナの感染を見抜く精度(確率)が低いのです。
専門家によると、その精度は30%~50%とも言われており、これでは2人に1人が誤判定という確率になります。
日本でPCR検査はなぜできない(2)検査できる人間が少ない
西日本新聞によると、PCR検査が拡大できない理由は「人員不足」も関係しているとのこと。
PCR検査を実施するには特別なトレーニングが必要で、全ての検査技師が実施できるわけではないのです。
二つ目は検査の手間と人員不足の問題。
検査技師であれば誰でもできるわけではない。
トレーニングが必要で
「いくら検査キットがあっても、
技術者がいなければできない」と言う。
(2020年3月29日配信)
つまり、希望者全員が保健所や病院に押し掛けたとしても、人員不足の観点から物理的にPCR検査を実施できないというわけです。
日本でPCR検査はなぜできない(3)感染爆発が起こる?
希望者全員にPCR検査ができない最後の理由は、「感染爆発が起こる」というものです。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、政府は「3密」というスローガンを掲げています。
しかし、PCR検査を希望する人間全てが保健所や病院に押し掛けた場合、この3密は一気に崩壊します。
もし、そのような事態になれば、その場の人間全てが感染者になり、メガクラスターが発生する危険性があります。
当然、クラスターが発生すれば、保健所や病院は閉鎖するほかありません。
その結果、医療崩壊を引き起こし、更なる感染爆発が起きてしまいます。
これらの理由から、政府や保健所などはPCR検査に消極的というわけです。
PCR検査の結果は何日後に分かる?
仮にPCR検査を受けられた場合、その結果は何日後に分かるのでしょうか?
そこで、検査結果までの日数を調べたところ、「1日~数日」程度であることが分かりました。
問4 PCR実施ができる場所や費用、結果が出るまでの期間を教えてください。
渡航歴や患者との接触歴などから、
都道府県が必要と判断した場合に検査が行われます。このような場合は、
検査自体の費用は不要です。結果が判明するまでの期間は状況によりますが、
1日から数日かかります。
※陰性の結果の場合、
8万円の費用がかかるといった誤った情報が、
SNS(ソーシャル・ネット・ワーキングサービス)上などで流れているのでご注意ください。
※「厚生労働省」より引用
上記の通り、検査結果が判明するのまでには時間差があり、明確な日数は不明なのです。
恐らく、PCR検査を実施した機関の人員や採取した検体などによって、検査結果までの日数にバラつきがあると思われます。
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