こんにちは。ミライです。
自身が新型コロナウイルスに感染していることを自覚していながら、保健所の待機要請を無視して出歩いていた山梨県の20代女性に対して批判の声が殺到しています。
この女性は帰省先の山梨から東京に戻る際に高速バス(京王バス)を利用しており、この行為も非難の理由となりました。
そんな中、このバスに乗り合わせたと主張する人物が現れたのです。
その人物によると、自身も新型コロナウイルスに感染したとのこと。
一体、この人物は誰なのでしょうか?
また、その主張は事実なのでしょうか?
山梨のコロナ感染者が利用した京王バスで感染?
山梨に帰省した20代女性が乗っていた京王バスに同乗したことで、「コロナに感染した」と主張する人物がこちらです。
このツイートは2020年5月6日に投稿されました。
「まな@pogy156」という人物は、20代女性と同じ京王バスに乗っていたことが原因で自身がコロナに感染したと主張しています。
しかし、矢印の部分に注目すると、京王バスの関係者や利用客の中に濃厚接触者だと認定された人はいないのです。
また、新型コロナウイルスの潜伏期間を考慮すると、陽性が判明する時期が早すぎます。
まず、山梨に帰省した20代女性の感染が報じられたのは5月3日のこと。
新型コロナウイルスの潜伏期間は最低でも2週間ほどあるので、5月6日に陽性反応が出ることはないでしょう。
また、陽性・陰性を判定するPCR検査も結果が出るまでは数日を要すため、これほどの短期間で陽性が判明するはずがありません。
さらに言えば、問題の京王バスには複数の乗客が乗っていたため、仮に陽性が事実だとしても、山梨の女性から感染したとは”断定”できないのです。
あまりにも不合理な主張を繰り返していることから、「まな@pogy156」には懐疑的な目が向けられています。
「まな@pogy156」のTwitterが削除でデマ(嘘)が確定?
懐疑的な声が多くなると、「まな@pogy156」はTwitterのアカウントを削除しました。
このTwitterが積極的(日常的)に運用されていた実績も確認できないことから、恐らくは「捨て垢」だと思われます。
現在の日本では、コロナウイルスに感染したことで差別や迫害を受けるケースが多数報告されています。
もし、この人物が本当に感染していたとすれば、わざわざ「感染した」と宣言する必要はないでしょう。
こうした事実を踏まえると、「まな@pogy156」の主張はデマ(嘘)だと思われます。
偽計業務妨害に問われるリスクも
「まな@pogy156」の行為は「偽計業務妨害罪」に問われる可能性があります。
これは「虚偽の風説」または「偽計」を用いて業務を妨害した場合に適用されます。
「まな@pogy156」のツイートを信じた京王バスの関係者が事実関係の調査に乗り出した場合、それは本来の業務から逸脱する行為と言えます。
「京王バスでコロナに感染した」という虚偽の風説を流布することで、関係者に”不要な業務”を生じさせたと考えられるため、偽計業務妨害の成立する見込みは十分にあると思われます。
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