こんにちは。ミライです。
2020年4月8日、北海道で放送されている「今日ドキッ!」の放送内容が「放送倫理に違反する」と判断され世間の注目を集めています。
一体、放送倫理に違反すると判断された内容はどんなものだったのでしょうか?
今日ドキッ!の放送が倫理違反に
倫理違反と判断された「今日ドキッ!」の内容について「北海道放送」は次のように報じています。
HBCが、
去年(2019年)の参院選公示前日である7月3日の「今日ドキッ!」で、
比例代表の特定の立候補予定者を、
およそ5分にわたって放送したことを受け、
BPOは選挙の公平・公正性の観点で疑いがあるとして審議していました。
BPOは、8日、
公表した意見書の中で「これまで3度にわたって参議院比例代表選挙に言及する意見書を出してきたが、
HBC社内で選挙報道の注意事項が継承されていなかった」などと指摘しました。
そのうえで
「公示前日に特定の立候補予定者だけを登場させたことは、
選挙の公平・公正性を損なっている」として、
放送倫理に違反すると指摘しています。
HBCは
「指摘を受けたことを重く受け止めています。
意見書に真摯に向き合い、
再発防止に取り組み、
より良い選挙報道の実現に向けて、
一層の努力をしてまいります」とコメントしています。
(2020年4月8日配信)
上記の通り、「今日ドキッ!」では”特定の立候補者”だけを特集しており、これが選挙の公平性を損ねた可能性があるのです。
BPOから指摘を受けた北海道放送は問題と真摯に向き合い、再発防止に取り組むことを誓いました。
一体、問題となった放送はどんな内容だったのでしょうか?
また、番組内で特集された”特定の立候補者”とは誰なのでしょうか?
世間の反応
BPOから3度に渡って指摘されたにも関わらず
現場で注意が継承していないと書いてある。付ける薬が無いな。
公正を害した、で終わりですか。
明らかに公職選挙法違反でないですか!
D・Pは逮捕でしょ。
犯罪行為ですよ。
HBCバカバッカだもんなぁ
仕事依頼してバックれ当たり前だし
BPOが倫理違反と判断した内容とは?
BPOが倫理違反と判断した内容について調べたところ、以下の報道が確認されました。
比例代表に立候補を予定していた鈴木宗男氏に密着取材し、
その様子を約5分伝えた。
密着取材の中で紹介した、
鈴木氏が参院比例代表に出馬するに至った経緯、
支援者の声、
国会議員である長女との会話などは、
特定の立候補予定者のみを視聴者に強く印象づけるような編集であるとし、「選挙報道に求められる公平・公正性を損なっており、
放送倫理に違反する」と判断した。
※「産経新聞」より引用
(2020年4月8日配信)
上記の通り、番組が特集した”特定の立候補者”とは鈴木宗男議員でした。
放送内容としては、鈴木議員が出馬を決意した理由や家族との会話などが取り上げられていました。
BPOの判断に懐疑的な声も
「今日ドキッ!」の放送内容は鈴木議員のみを特集するものであり、これが倫理違反と判断されました。
しかし、BPOの判断に懐疑的な声も上がっています。
BPOの判断に疑問を呈したのは「デイリー新潮」でした。
というのも、公職選挙法では「虚偽の事項」や「事実を歪める」などの行為が禁止されているだけなのです。
そのため、特定の立候補者を特集だけでは違反には当たらないわけです。
ウソや歪曲した内容でない限り、
選挙報道は自由なのである。BPOも2017年2月、
「放送局には選挙に関する報道と評論の自由がある」
と声明している。
なにより、
「今日ドキッ!」の放送は選挙期間中でもない。
選挙もテレビ界も所管官庁は総務省。
その同省が現段階で問題視していないものを、
NHKと民放でつくった自主規制機関であるBPOが問題視する理由が分からない。
BPOは番組倫理の番人であると同時に、
権力側からテレビ局を守る組織でもあるはずだ。
(2019年9月24日掲載)
問題視された「今日ドキッ!」の内容は公職選挙法に抵触するものではないため、報道と論評の自由が最大限に保障されるべきものです。
そのため、過剰反応を示したBPOに対して同誌は「迷走」と断じています。
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