こんにちは。ミライです。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、世間では事実無根の”デマ”が発生しています。
そのひとつが、「トイレットペーパーの品薄」です。
この”デマ”は、マスクとトイレットペーパーの原材料が同じであるために、マスクが増産体制に移行すれば「世間からトイレットペーパーが消える」というものでした。
しかし、トイレットペーパーを生産するメーカーはこれを完全に否定しています。
政府もこれがデマであるとする声明を出したものの、先行きの見えない不安からか、世間ではトイレットペーパーの買い占めが多発。
その結果、供給が追い付かずに”品薄”の状態が続いています。
一体、こんなデマを流した犯人は誰なのでしょうか?
コロナデマの犯人は富田優史?逮捕は?
ネット上では「トイレットペーパーが無くなる」というデマを流布させた”犯人”として”ある人物”の名前が挙げられていました。
それが「富田優史」という人物でした。
※「https://note.com/5353news/n/n50158e8cf6e6」より引用
(2020年2月29日公開)
上記サイトでは「トイレットペーパーデマの犯人」と”名指し”されている富田さんですが、果たして、彼が犯人なのでしょうか?
そこで、彼の発言を調べたところ、確かにトイレットペーパーの品薄に関して言及していたのです。
※本人のFacebookより引用
上記の通り、彼はトイレットペーパーの品薄を”予言”しており、さらには「事前に購入しておくべき」と”警告”までしていたのです。
もし、富田さんがデマの発信源であれば、「偽計業務妨害罪」などで逮捕される可能性はゼロではありません。
しかし、その後の調査により、彼もまたデマに踊らされた1人に過ぎないことが明らかになったのです。
富田優史は犯人じゃない
複数のSNSでは「デマの犯人=富田優史」とされていますが、今回のデマ騒動について彼は次のように釈明しています。
上記の通り、彼もまたデマ情報に踊らされた1人に過ぎなかったのです。
富田さんがデマを発信するまでの経緯が次の通りです。
2月12日
シンガポールでマスクとトイレットペーパーの原料が同じというデマが拡散され品薄になったと話題に
2月18日
香港でトイレットペーパー生産中止のデマで品薄に。
トイレットペーパー強盗が話題に2月24日あたりから
店のティッシュコーナーが空になった写真が大規模に拡散される。地方議員ら世間の人もデマと言いつつこの事実を拡散
2月25日
品薄の噂に尾ひれつけ始める。
ティッシュは全て中国の工場で生産されてるという噂もこのあたりなんJにトイレットペーパー品薄のスレが立つ
2月26日
ツイッターで「トイレットペーパー」という単語を検索すると「中国から原材料を輸入できなくなる」
など、
中国に関連する真偽不明の情報が飛び交うようになる。
2月27日
富田がトイレットペーパーが品薄になるとつぶやく流れはこうやぞ
※5ch(2ch)より引用
この時系列を見れば分かるように、トイレットペーパーのデマは富田さんが発信したものではありませんでした。
つまり、彼は既にネット上に報告されていたデマに”便乗”しただけだったのです。
しかし、そのデマを”自分の言葉”として発信したため、デマの犯人として槍玉に挙げられてしまったというわけです。
ただ、富田さんのSNSを見て買い占めに走った人間がいることも事実です。
そのため、デマの拡散に一役買ってしまったことに対して批判の声が相次いでいます。
世間の反応
トイレットペーパーデマ流したやつこいつか~
転売ヤーゆうじ
お前がデマの犯人か?
デマ流して楽しいか?
楽しかったか?
お前の想定する結果になったか?
お前は国を巻き込んだ。
日本国民を巻きこんだ。
覚悟の上なんだろうな?
覚悟は出来てるか?
トイレットペーパーのデマ情報流したの、
#富田優史 って人らしいね。こわ
Facebook+自宅は?
デマ騒動が起きる前まで富田さんはFacebookを利用していました。
しかし、騒動が大きくなったことで彼はFacebookを削除しているのです。
https://www.facebook.com/yuji.tomita1
そのため、現在では閲覧することはできません。
ただ、今回のデマ騒動で彼は本名や顔写真に加え、携帯電話の番号も特定されています。
ただ、自宅までは特定されておらず、住所は不明となっています。
Wikipediaも作成される
富田さんは一般人ですが、今回のデマ騒動で国民の怒りを買ったためにWikipediaが作成されてしまいました。
しかし、問題のページは既に削除されており、現在ではキャッシュ(古い情報)しか残されていません。
デマ投稿を勤務先が把握し処分へ
繰り返しになりますが、富田さんはデマに踊らされた1人であり、デマ情報の”発信源”ではありません。
しかし、勤務先が今回の騒動を把握したことで、彼への処分が検討されているようです。
米子医療生活協同組合は3日、
同組合の職員が「トイレットペーパーが品薄になる」
というデマの投稿者の1人だったとして公式サイトで謝罪した。
サイトでは理事長名義で
「職員の不祥事のご報告とお詫び」
を掲載。
「このたび、
『新型コロナウィルスにかかわりトイレットペーパーが品薄になる』旨の事実とは異なる誤った情報のSNSへの投稿者の1人が、
当組合の事業所に勤務する職員であることが判明しました」「当組合の職員の極めて不適切な行為により
多くの皆様方にご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。当該職員には当組合の規定に照らして厳正な対応を検討いたします」
としている。
※「スポーツ報知」より引用
(2020年3月4日配信)
該当職員の名前こそ明らかにされていませんが、ネット上では既に富田さんの素性が特定されているため、匿名でも誰のことを指しているのかは明らかです。
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